金沢大学の構想
多層型多文化共修プログラムによる価値創造人材の育成と
それを育むGlobal Innovation Campusの実現
入学前から卒業・修了までの一貫した教育改革、国内外の教育機関、地方公共団体、企業、NPO・NGO・国際機関等との連携を通じ、価値創造人材を育成するためのグローバル・イノベーションキャンパスを実現し、このグローバル・イノベーションキャンパスにおいて、「未来知によりイノベーションの創出と社会の発展に貢献する大学」を目指します。

国際頭脳循環の加速・展開
国外での連携
- 国際インターンシッププログラム開発
- 海外提携校への研究留学
海外拠点の機能強化
- 海外拠点入試
- 企業ー金沢大学ー海外大学のトライアングル連携

自治体と共に、
住みやすい街づくりを実現
国外での連携
- 留学生キャリア形成・地域定着促進プロジェクトLink KAGAYAKI
- 産学官金プラットフォーム for Innovation challenge北陸未来共創フォーラム
- 大学コンソーシアム石川
- 家族・生活支援
- 企業基金の設立

構想実現のため、本学では以下のような実施体制で取り組みます。
ソーシャルインパクト創出のための多文化共修キャンパス形成推進本部組織体制図

推進本部に金沢大学ソーシャルインパクト創出のための多文化共修形成推進本部会議を置く
各重要ミッションに応じ、学長補佐を部会長・副部会長とする部会を設置
入学前から卒業・修了までの
一貫した教育改革
多層型多文化共修プログラムにより新たな価値を創造する人材とそれを育むGlobal Innovation Campusの実現を目指します。Global Innovation Campusでは、国際が日常にあり,文化的多様性の高い環境であることが重要です。このグローバル・イノベーションキャンパス実現のため、金沢大学は本事業により、入学前から卒業・修了まで一貫した教育改革を実施します。この取り組みは、3つの要素からなります。
優秀な学生を
集めるための
学生募集・入試改革
多文化共修のための
教育改革
我が国や地域の
活性化のための
キャリア支援改革
本学では当該事業を、このグローバル・イノベーションキャンパス実現のためのブースターと位置付けます。これらの改革を通じ、未来知で課題を解決する金沢大学ブランド人材の育成・輩出を目指します。
金沢大学の未来ビジョン
未来の課題を探求し克服する知恵「未来知」により社会貢献を果たします。

北陸地域全体の国際化を牽引
事業を通し、金沢大学は、様々なセクターと連携し北陸地域全体の国際化を強力に牽引します。金沢大学は、協定校や海外拠点、海外同窓会との連携により世界から学生を受け入れ、日本人学生との多文化共修を加速します。そのうえで、次に示す3つのセクターと連携をしていきます。
- 石川県内高等教育機関との連携により、多文化共修のノウハウを普及させます。
-
北陸地域の産業界等との連携を通じ、地域への定着を目指した
インターンシップなど人材の定着に向けた取り組みを進めます。 -
地域との交流を通し、外国人留学生やその家族が安心して生活できるよう、
日本語学習支援や家族も包括した定着支援に取り組みます。
地域や自治体との連携・協力による、街と一体化した多文化共生社会の実現を推進します。
北陸地域全体の国際化を牽引
金沢大学は様々なセクターと連携して北陸地域全体の国際化を牽引します。

地域の大学,企業,自治体等と密接な連携による,街と一体化した多文化社会の実現を推進します。
外国人留学生を受け入れるための環境の整備
戦略的な国際ネットワークの拡大
協定校、海外拠点、同窓会ネットワークの拡大により、優秀な外国人留学生の受け入れを一層推進します。さらに、海外の高校、高専との連携を強化するとともに、企業・大学・海外大学のトライアングル連携を構築し、企業との連携を深化させます。
多様な人材の受け入れるための取り組み
- 高校生の段階から優秀な人材を受け入れるための学生募集改革の取組を進めます。
-
海外事務所を活用した渡日不要・日本語不要の入試と
合格者を対象とした渡日前日本語教育を行います。 - 学術・文化・観光都市としての金沢の魅力を十分に発揮したプログラムを展開します。
多様な留学生を受け入れる環境整備
金沢大学で学ぶことを希望する学生の受け入れを拡大します。
1. 戦略的な国際ネットワークの拡大


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学長同士の合意に基づく連携深化
戦略的パートナーシップ締結:ドイツ・レーゲンスブルク大学(2024年6月)、全学的な交流への拡大:アメリカ・SUNY Buffalo(2024年4月)
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企業 ー 金沢大学 ー 海外大学のトライアングル連携
2. 多様な人材を受け入れる取り組み
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海外事務所並びに本学での日本語教育強化
文化庁 日本語教師養成・研修推進拠点整備事業との連携
2023年採択 全国8つの実施団体のうちの一つ(中部ブロック) -
魅力的な学修・生活環境を活用した学生募集
石川・金沢の豊かな自然環境,学術・文化
・白山手取川ユネスコ世界ジオパーク(ユネスコ/日本ESD賞受賞)
・世界農業遺産「能登の里山里海」
・多様な伝統工芸(九谷焼,輪島塗,大樋焼など)
国際日本研究教育センターを中核とした短期プログラムの拡充
多様な背景を有する学生が羽ばたくGlobal Innovation Campusを実現します。
多様なキャリアパスの構築支援
卒業・修了後の多様なキャリアパス構築を支援します。
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地域と連携した、充実した留学生の地域定着支援
留学生の就職促進プログラムであるLink KAGAYAKIは、その前身である組織を含め、2017年から外国人留学生の地域定着を支援してきました。この仕組みを今後一層充実させていきます。さらに、2021年度に創設された北陸未来共創フォーラムにおいて、国際通用性の高い留学生の地域定着を推進しています。
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本学を卒業した留学生が帰国後に連携大学や同窓会を通し
「橋渡し人材」として協力する制度を拡充します。
多様なキャリアパスの構築支援
学生に応じた多様なキャリアパスの構築を支援します。
地域と連携した充実した地域定着支援
地域定着促進プロジェクト
Link KAGAYAKI
受講者の日本就職率
- ビジネス日本語教育
- キャリア教育
- インターンシップ教育
留学生就職促進教育プログラムに認定
(信州大学、2021年)
卒業者・修了者が海外への / 本学への橋渡し人材として協力
- 先輩として後輩の育成に関与
- 留学相談・キャリア相談等
- 卒業生・修了生と金沢大学のつながりを強化
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インターンシップや共同研究の送り先としても機能
コラボラティブ・プロフェッサー
( 2015年設置 ):
35国・地域 194名( 2024年11月現在 ) 本学の卒業者・修了者で海外の高等教育機関等の教員又は研究職にある者
地域と一体となった生活支援
- 文化庁 日本語教師養成・研修推進拠点整備事業との連携( 2023年採択 )
- 本学附属小学校 日本語適応教室「さくら」を開設
留学生や橋渡し人材の一層の拡大とともに、キャリアパス構築を進めます。